進学校はなぜ大学受験に異常なほど強いのか?(進学校の利点と強み)

大学受験

東大生や京大生を見てみると、やはり大多数が進学校と呼ばれる高校の出身です。

中学受験があるような中高一貫の難関私立や、県1番の高校など、やはり進学校と呼ばれる高校は大学受験に非常に強く、進学校で無い学校から東大や京大、医学部などに合格するのは至難の業です。

なぜそれほどまでに進学校というのは大学受験に強いのでしょうか?

そこには、生徒がそもそも優秀である以上の理由があるのです。

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授業が優れている?

進学校の大学合格者が凄いのは、授業が優れているからだという見方をされることが多いのですが、それはそこまで優利に働かないと思います。

というのも、大学受験というのは、ほとんどの勉強を受験生一人が独自に行うからです。

自分でこなす問題集を決め、スケジュールを決め、模試を受け、反省し、また対策する。

これらが受験勉強の基本ですが、ここに学校は入りません。

また、実際私の経験上、進学校でも授業を真剣に聞いているのは一部で、大抵の生徒は「早く終わらんかな」という事を考えています。

普通の学校と同じです。

授業が優れているだけでは、進学校があれほどまでに大学受験に強くはならないのです。

優秀な生徒を、「集める」という利点

進学校にはもともと優秀な生徒が集まっているから、大学合格者の実績も高くなるというのは事実なのですが、それ以上に強い要因として、「優秀な生徒が集まっている」という事実があります。

どんなにまじめで優秀な学生でも、ヤンキーの中に1年も2年も入れられれば、たちまち堕落してしまうでしょう。

優秀な生徒というのは、集められたときにさらに大きな力を発するのです。

優秀な生徒同士が話し合い、ともに高め合い、教え合って、お互いから長所を盗み合って、3年間を過ごしているというのが、進学校の何よりも大きな強みです。

彼らは「優秀な学生がたくさんいる」という環境で過ごすからこそ、更に優秀になっていくのです。


マルクスの書いた『資本論』にも、優秀な労働力は、集めた時にさらに大きな能率を出すことが出来る、という事が書いてあります。

カール マルクス



当然の様に、難関大学を受けられるという利点

もう一つの進学校の強みとして、「難関大学を当然のように選択できる」という点があります。

普通、大学受験において、受験する大学を選ぶ時は、自分の実力の範囲から受ける大学を選択するわけですが、進学校の生徒達は違います。

実力関係なく、東大や京大を当然の様に選択できてしまうのです。


私もかつて、高校3年生になるまで一切の勉強をしたことがありませんでしたが、京大を受けるという事に何の疑問も抱きませんでした。

英語は一切読めず、数学の公式は全く分からない状態だったのにもかかわらずです。


進学校というのは、風潮として、「全員難関大学を受ける」という空気感があります。

毎年先輩たちがそれでやってきて、もはや伝統と化しているからです。

成績の悪い生徒も、自分の実力に関わらず、東大や京大を平気で選択するのです。

そして、最後には合格してしまうのです。


世の中には、自信が無いというそれだけの理由で東大に合格できるのに、受験をしない学生がたくさんいます。

そんな中進学校では、「みんなそうするから」「これまでの先輩たちもそうしてきたから」と、何の自信もなく、何の覚悟も無いままに、東大や京大を目指すことが出来てしまうのです。

これは進学校の非常に大きな大きな強みです。

進学校の強み

進学校の強みは、優秀な友達に囲まれて過ごすことが出来るという事と、自分の実力に関係なく、難関大学に挑むことが出来るという二点です。

この二点が、あの圧倒的な成績を叩き出しているのです。

子供というのは、やはり置かれる環境にかなり左右されます。

高校時代の3年間という非常に重要な時間を過ごすのには、やはり進学校が適切なのだと思います。

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