中学受験で最も重要なのは算数で、難関私立が求めている人材は理系であるという事実

灘や開成などのいわゆる難関私立中学の学生がそのまま高校に上がると、8割ほどが理系を選択します。

私も実際、甲陽学院という関西の私立出身ですが、明らかに学校自体が文系科目より理系科目の授業に力を入れていたのを覚えています。

これは明らかに、難関私立が「理系の人材を育てたい」と考えているからです。


難関私立の目指すもの

難関私立が目標としているのは、「東大、京大、医学部に何人合格したか」という数字です。

この数字が小さければ、翌年の中学入試で人気が無くなり、優秀な生徒が集まらなくなってまた東大の合格率が下がるという負のスパイラルが起こるからです。

関西で言えば、もし東大寺が今年の京大合格率で洛南に負けてしまうと、優秀な小学生は来年東大寺よりも洛南を選ぶようになってしまい、生徒の質が低下します。

その生徒がまた6年後大学受験をすると合格率が下がってしまい、また来年の入学者の質が低下してしまうという訳です。

東大京大、または医学部の合格人数は難関校にとって死活問題なのです。

となると、難関私立はできるだけ生徒が東大京大に合格してくれるように、カリキュラムを組んだりしていくわけですが、それには理系の人材を育てようとして授業を行う方が効率が良いようです。

これは、難関私立が長い歴史をかけて出した結論なのです。


思えば、医学部は文系では無く理系です。

また、京大の理系学部についても要求される文系科目は国語のみで、しかも多くの学生は100点満点中35点ほどしか取れません。
差が付かず、合否を決めるのは理系科目です。

逆に文系の受験における数学では、受験生によって点数にばらつきがあり、かなり差が出ます。

数学の得意な文系は受験において非常に有利なのです。

難関私立が理系を重視するのはこういう理由もあるのかもしれません。


なぜ難関私立の学生の多くは理系を選択するのか?

難関私立の学生の8割以上が理系を選択するという事を先ほど書きましたが、これは完全に入試によるものです。

難関私立中学はその入試によって、算数が得意な小学生だけを見事に選び抜いています。

中学入試における算数の難易度は恐ろしいものです。とても小学生に受けさせるものとは思えない程です。

逆に言えば、これが解けない小学生は灘にはいらないというメッセージなのです。

どれだけ難関私立が算数を重視しているかが分かります。

国語や理科はそれほどの難易度ではありません。


難関私立は明らかに「理系」を欲しがっているのです。

どうすれば子供は「理系」になるのか?

大学受験や中学受験を見据えると、子供は明らかに理系になるように勉強させた方が有利となります。

ではどうすれば子供が理系になるかというと、これは小学生の段階で算数が得意だったかに全てがかかっています。

小学生の時、特に3年生までに算数が得意であった子はそのまま必ず理系になります。


というのも、算数というのは習ったことを次々に使っていく教科なのです。

足し算を習えば足し算の考え方を用いて引き算を習い、掛け算も習っていく。

足し算が出来なければ掛け算は分かりません。

このように、算数は知識を引き継いでいくものなので、初めに算数が得意であった子供は得意なまま理系になっていくのです。

数学や算数は、計算が全てです。大学受験でも足し算を使い、引き算を使います。

計算が得意な子こそが理系になるのです。


計算が得意かどうかというのは子供の才能によっては決まりません。

計算は練習量です。

たくさん練習すれば必ず出来るようになるものなのです。

足し算、引き算、割り算、掛け算をどれだけ練習したかが、理系、文系、大学受験のすべてに関わってくるのです。

もしかすると計算こそが子供の人生を決めてしまうものなのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました