これからの日本では教育格差が拡大すると言われる理由

ゆとり教育子育て

最近テレビやメディアでよく取り上げられる話題として、「教育格差」「貧富の差の拡大」というものがあります。


こういう言葉を耳にすると、なんとなくアフリカの様な発展途上国の話のようなイメージがある方が多いと思います。

これまでの日本ではあまり言われてこなかったことが、なぜ最近になって言われるようになってきたのでしょうか。

本当に「格差の拡大」は起こっているのでしょうか?それともまたただのテレビニュースの話題作りなのでしょうか。。。

「教育格差」の原因となったゆとり教育

ゆとり教育とは何か

教育格差という事が大きく言われるようになったのはここ数年ですが、そのきっかけは何だったのでしょうか。

一つの原因として、ゆとり教育があると思われます。


ゆとり教育と言えば、2002年から2012年の間に行われた、義務教育において小中学校の学習内容を減らそうという文部科学省の教育方針です。

ゆとり教育前とゆとり教育の学年別総授業時数の変化

https://ja.wikipedia.org/wiki/ゆとり教育#授業時数



正確にはその方針は1980年に打ち出されているのですが、本格的に「ゆとり」が始まったのは2002年です。

その目的は子供に知識を詰め込ませる教育法、すなわち詰め込み教育をやめ、人間力や思考力を重視した教育を行おうというものです。

子供の個性や想像力を引き出そうというのが狙いとされています。

ゆとり教育は失敗か成功か


ゆとり教育と聞くと気になるのが、「ゆとり教育は成功だったのか?失敗だったのか?」という事ですが、


2012年に終わっている事からもわかる通り、明らかに「ゆとり教育」は失敗です。

もたらしたのは予想を超える大幅な学力の低下です。

経済協力開発機構(OECD)による、PISA(Programme for International Student Assessment)というテストによると、2003年のテストで日本は読解力は8位から14位へ、数学リテラシーは1位から6位へと転落しています。

学力というのは基準を決めるのが難しいので、他のテストではゆとり教育によって学力が上がっているという説もあります。

しかし、学力が上がっているのなら「ゆとり教育」をやめる必要など無いはずなのです。

ゆとり教育はもう終わっているという事実が失敗だったという事を示しています。


ゆとり教育はなぜ失敗だったのか

授業数を減らすという時点で、子供の学力がある程度下がるのは文部科学省も予想していたはずです。

恐らく予想を超えたのは、「教師のモチベーションの低下」です。


ゆとり教育以前の小学校や中学校では「教育するための機関」として、モチベーション高く授業を行っていたはずです。

「学校での教育が将来につながる」と現場には強い責任感があり、厳しく指導が行われていたはずです。
昭和における「教師の暴力」や「スパルタ」等もこういった責任感から生まれたのでしょう。


しかしそんな中、文部科学省は「ゆとり教育」を打ち出してしまいました。

ゆとり教育とは言ってしまえば「子供に勉強させすぎるな」「あまり厳しく指導するな」というものです。

これによって教師たちは「子供にきちんと勉強を教えよう」というモチベーションを失い、学校は教育機関としての立ち位置を失いました。

学校は「集団行動を学ぶ場所」と言われるようになってしまいました。

「モンスターペアレンツ」という言葉が現れ始めたのもこのあたりです。

親からしてみれば、「学校でろくに勉強も教えないのに問題だけ起こるとは何事か」という訳です。


教師の仕事は、「子供に勉強をきちんと教える事」から「親からクレームが入らないように子供を管理すること」に変わってしまいました。


「授業を減らした分だけ学力が下がるだろう」とだけ予測されていたゆとり教育ですが、予想外に「教師のモチベーション低下による全授業のクオリティの低下」をもたらしてしまいました。

おそらくここまでは、文部科学省も予想していなかったのでしょう。

ゆとり教育がもたらしたもの

ゆとり教育がもたらしたものは「学力の低下」ですが、これは実は「子供全体の学力」が低下したわけではありません。

なぜなら、トップ層の学力の子供の親はそもそも、義務教育などあてにしていないからです。

学校の授業を当てにせず、塾や家庭で勉強を行ってきたトップ層の子供の学力は変わっていないのです。


下がったのは家庭で勉強をする習慣のない子供の学力です。

つまり、トップ層とそれ以外で、教育格差が拡大してしまったのです。

「教育格差」はこれからどうなるか?

ゆとり教育は2012年には終わりました。ということは教育格差はこれから解決していくのでしょうか?


残念ながら、ゆとり教育は終わっても学校の立ち位置は変わりません。

未だ小学校や中学校はしっかりとした授業をすることが出来ておらず、教師の意識ももう戻ることはありません。

大人も子供も、誰も学校を「勉強するところ」と思っていないのが現状です。

ゆとり教育は、終わっていないのです。それどころか、未来永劫続くことになります。

という事は教育格差も埋まりません。

学力差は埋まらないまま子供は大人になっていき、それは「年収の差」に直結します。

貧富の差は学校の力が弱くなっていくにつれ、どんどんと大きくなっていくのです。

教育格差の時代に親はどう対応していくか

この教育格差の時代に対応し、子供を「上の層」に入れてやるためには、もう学校に頼らず、親自身が教育について深く考える必要があります。

家庭で勉強させ、しっかりとした塾に入れてやることでしかこの時代では勝ち残っていけません。


格差で下の層に入ってしまうと、もう大人になっても永遠に逆転することは不可能なのです。

教育というのは難しいものではありません。どんな子供だって京大くらいは合格することが出来るはずです。

重要なのは、親が目を向けて真剣に考えるという事です。

それだけで、子供の人生を大きく変えることが出来るのです。

東大生や京大生の授業をオンラインでお子さんに受けさせてみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました