子供にはいつスマホを与えるべきなのか?[スティーブジョブズは自分の子供にiPhoneを禁止した]

スティーブジョブズ子育て

ここ数年で異常に流通し、今や人々の生活に欠かせないものとなったスマホ。

スマホが日本に最初に現れ始めた頃、人々はこう言っていました。

「スマホなんて流行らない」
「画面を手で触って操作するなんて汚い」
「ケータイは電話さえできたら十分」

新しいテクノロジーというのは、我々の想像の遥か上を行く力を持っています。

しかし、それだけ大きなの力を持っているが故に、「いつ子供にスマホを与えればいいのか」という事に頭を悩ませる親御さん方は多いのではないでしょうか。

早めに与えすぎると、使い方を理解できず、悪い影響を受けるかもしれない。

しかし、与えるのが遅すぎると、友達との話題に着いていけず、仲間外れになったり、将来のITに関する理解度に後れを取ってしまったり、、、

どうしても適切な年齢というのは分からないものです。


今回は、「子供にいつスマホを与えればいいのか」「スマホは子供にどのような影響を及ぼすのか」という事に関して、スティーブジョブズの考えを元に、考えていきたいと思います。

iPhoneを創り出した張本人であるジョブズの、子供とスマホについての考え方が、親御さん方の家庭でスマホの扱い方について、ある一つの目印となれば幸いです。

なぜスマホの子供への影響を予測するのは難しいか

スマホが子供に与える影響については、あらゆる説があります。

脳の発達を助けるとか、むしろ阻害するとか、あらゆる専門家があらゆる意見を出しています。

なぜこんなにも意見が分かれてしまうのでしょうか。

iPhoneが日本で初めて発売されたのが2007年、今現在が2020年ですから、まだスマホが現れて13年ほどという事になります。

初めはスマホというものは多くの人に受け入れられていませんでしたから、日本でスマホを持っているのが当たり前となってからは、まだ10年も経っていないという事になります。

という事は、まだスマホがあるのが当たり前という状態で育った人間というのはほとんどいないという事になるので、まだスマホが子供にどのような影響を与えるかという事ははっきりとわかっていないのです。

まだ例のない事なのです。

だからいろんな意見があるわけで、これこそがスマホの怖い所なのです。

もしかすると、スマホは子供の脳に非常に悪い影響を与えていて、これからの日本人は知能が大きく落ちているかもしれない。

いや、むしろ逆かもしれない。

この事は、まだ誰にも分らないのです。

スティーブ・ジョブズによる子供のスマホ論

そこで今回は、「スマホを子供に与えるべきかどうか」という事に関して、Appleの創業者であり、iPhoneの生みの親であるスティーブジョブズの意見を見てみたいと思います。

Steve Jobs Didn’t Let His Kids Use iPhones Or iPads: Here’s Why
Steve Jobs

2011年に亡くなったジョブスは、テクノロジーに関して本能的な才能があったが、親としてはローテクを貫き、子どもたちの電子機器の利用を厳しく制限すべきだと固く信じていた。

「私達は、子どもたちのテクノロジー機器の利用を制限しています。」と、ジョブスは2010年、我が子のハイテク機器利用時間が増えることを心配して語った。

現代の親なら百も承知だろうが、iPhoneやiPadは子ども達にとって非常に魅力的だ。これら手のひらサイズの機器は最先端のおもちゃである。長い休暇、長いドライブの間などの親が忙しい時に、親の代わりとなって、子どもたちを喜ばせ、気晴らしをさせ、静かにさせてくれる。

しかし、こうした超便利な助っ人に感謝する前に、それらの機器が子どもたちに及ぼす潜在的な害について心配すべきなのではないか?スティーブ・ジョブズはそう考えていた。今週発表されたニューヨーク・タイムズの記事で、ジャーナリストのニック・ビルトンは、ジョブスに彼の子どもがどのくらいiPodに夢中なのかを聞いた時の返事に驚いたことを回顧する。

「子どもたちは、(iPodを)まだ使ったことがないのです。私は子どもたちのハイテク利用を制限しています。」

「私はあっけにとられ、開いた口がふさがりませんでした。ジョブスの家ともなればハイテクオタクの天国のような場所を想像していたからです。壁は巨大なタッチパネルで、食卓にはiPadが埋め込まれていて、お客さんにはチョコレートのようにiPodがプレゼントされるような。 『いいや、それとは程遠いね』とジョブスは答えたのです。」

子どもがタッチスクリーンの機器で遊ぶことに関して大きな懸念を抱いているハイテク教祖はジョブスだけではない。

「ワイアード(Wired)」の元編集長、クリス・アンダーソンも、子どもたちが家庭にあるデジタル機器を使用する時間を親は厳しく制限すべきだと確信している。

「子どもたちは私たち夫婦が厳しすぎると文句を言います。友達の家にはこんなに厳しいルールはないってね。でも、それは我々は誰よりも技術の危険性を見てきているからです。自分自身でも感じています。子どもたちの身にそのようなことは起こってもらいたくないのです。 」

UCLA大学の研究者たちが最近発表した研究によると、数日間、電子機器利用を禁止しただけで、子どもたちの社交スキルがまたたくまに向上したそうだ。

このことは大いに考える材料を与えてくる。なぜなら最近のリサーチで平均的なアメリカ人の子どもは1日に7時間半以上スマホや他のスクリーン(テレビ、パソコン、ゲームなど)を見ていると言われているからである。

ジョブスは間違いなくハイテクの天才であった。しかし彼は深夜までスクリーンを見つめてアングリーバードで遊んだり、Facebookで近況を更新し続けたりはしてこなかった。

「スティーブ・ジョブス」の著者、ウォルター・アイザックソンは、このアップル共同設立者の家で多くの時間を過ごしたが、そこで見たのは、スクリーンタイム(画面を見つめる時間)よりも、フェイス・トゥ・フェイス(面と向かった)の家族の会話を優先するジョブスの姿だった。

「毎晩、スティーブは決まって、キッチンの長いテーブルで夕食をとり、本や歴史や様々なトピックについて話し合うのです。誰もiPadやコンピューターを使いません。子どもたちはデジタル機器中毒になっているようには全く見えませんでした。」

だから、アップルやサムソンや他のハイテク企業が、最新の小型ハイテク機器がなければ人生物足りないと感じさせるような宣伝を暗にしてきたとしても、そうした機器の創始者が全く違う考えだった事を忘れないで欲しい。

翻訳 新美真理子 http://singaporeryugaku.blogspot.jp/2014/09/iphone-ipad.html)

ジョブズは「子供にスマホを触らせるな」と言った

ジョブズはなんと、自分でiPhoneを作っておきながら、「自分は絶対に子どもにはiPhoneを触らせない」と言っていたのです。

「子供達に及ぼす潜在的な害」とまで言っています。

先程の文章を読むと、ジョブズは、特に家庭内でのコミュニケーションの減少という点で、スマホは良くないんだという事をスクリーンタイムという言葉を使って述べています。

スクリーンタイム(画面に向かう時間)が増えるほど、家族のフェイストゥフェイスの時間が減ってしまう。

やはり子供の脳が発達するのは、親とコミュニケーションを取った時です。この時間が減ると、子供の脳の発達が遅れるのは当たり前です。


このようにジョブズははっきりと、スマホは子供に悪影響を及ぼすと言ってしまっているのです。

自分で作っておきながら、、、、何とも無責任な感じがしないでもないですね。。。

技術の危険性

ジョブズは他に、「技術の危険性」という言葉を使っています。

これは恐らく、文章の最後の方に出てくる、「デジタル機器中毒」の事を言っているのではないでしょうか。

大人にとってスマホは、連絡を取ったり、空いた時間に暇つぶしをしたり、分からないことを調べたりするものですが、子供にとってはそうではありません。

子供にとってスマホは、面白すぎるのです。

人類の最新テクノロジーであるスマホは、子供にとって非常に魅力的なのです。

魅力的すぎて、子供は永遠にスマホで遊んでしまいます。スマホに支配されてしまうのです。

これが危険なんだというのが、ジョブズの意見です。

子供にスマホを渡す年齢

ジョブズの意見を踏まえると、子供にスマホを渡すべき年齢は、「スマホを与えたとしてもきちんと親とコミュニケーションを取ることが出来る年齢」「スマホの使い方を理解しており、中毒にならない年齢」

という事になりますね。

これは各家庭で判断すべきことですが、大体高校生になった時くらいなのではないでしょうか。

中学生以前の子供にスマホを与えるのは、ジョブズ的にはあまり良くないという事です。


スマホから得られるものが非常に大きいのは事実ですが、それは大人になってからでも手に入れることが出来るものです。

一方、親子のコミュニケーションは子供時代にしか出来ない貴重なものです。

そちらを優先して大事にする方が、やっぱり良いハズですよね。


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