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大学入試改革による「大学入学共通テスト」の問題点とセンター試験との違い

入試大学受験

大学入試改革による変更

2021年の大学入試改革による、センター試験と大学入学共通テストの違い

「大学入試改革」によって、2021年1月16日から、「センター試験」は「大学入学共通テスト」に変わります。

実地の日程や科目はセンター試験と変わりません。

変わるのは、

  • 数学1、数学1a で記述式問題が3題導入され、マーク式+記述式となる。
  • 国語に記述式問題が3題導入され、マーク式+記述式となる
  • 英語の配点が、筆記200点+リスニング50点から、筆記100点+リスニング100点に変わる

という三点です。

数学2や、数学2b、理科社会の試験に変更はありません。

この他に、英語の点数に、「英検」やベネッセコーポレーションが実施している「GTEC」などの民間試験の結果を併用するとされていましたが、これは延期されることが発表されました。

2024年の大学入試改革による、センター試験と大学入学共通テストの違い

また、2024年の「大学入試改革」で予定されているのは、

  • 英語の試験自体をなくし、民間試験の結果のみを採用する。
  • 国語の記述量を増やす。
  • 社会と理科にも記述式問題を導入。
  • 「共通テスト」を年に複数回実地する。
  • 「高校生のための学びの基礎診断」の本格導入

の五点。

「高校生のための学びの基礎診断」とは国語や数学でも民間試験の結果を、「共通テスト」の結果と併用して成績を出すというものです。

つまり、「漢検」や「数研」といったテストの結果が重要になってくるという事です。

すると高校生は必ず「漢検」などの試験を受けざるを得なくなります

しかも受験料は自費。なんだか既におかしな雰囲気がありますね。

また、教育は結局テスト前提で行われるものでありますから、高校教育の方針自体を民間試験に向けねばならなくなります

新しい大学入学共通テストが、記述式である事の問題点

「思考力」「判断力」「表現力」を重視するという考えがベースにあるという記述式ですが、問題点が大量に指摘されています。

採点の精度についての問題

よく言われていることですが、記述式問題の採点を完全な精度で行うことは不可能です。

必ず採点者によって差が生まれます。同じ回答をしても、採点者によって点数が異なってしまうという事が有り得るのです。

センター試験はマーク式なので、これは起きません。

試験的に行われたプレテストでは、それを防ぐために問題自体に細かな指示がつけられ、「抜き出し問題」のように回答者自身が回答の幅を出せないような問題になっていたと言います。

それでは「表現力」を出せず、意味がありません。

記述式の試験をセンター試験レベルの巨大な規模で行う事は、採点という観点からまず不可能なのです。

大学入学共通テストは、そもそもかなり無理をしたものであるという事です。

採点にかかるコストの問題

また、記述式テストには採点者が必要です。

実際の大学入試共通テストでは、大学生などのアルバイトを全国1万人集める予定だそうですが、
50万人規模のテストを採点するためには、1人分のテストを1時間で採点するとしても、時給1000円換算で人件費が5億円必要になります。

他にも、採点者のアルバイトは自宅で採点を行う事になるので、採点者の元へ回答用紙を届けるコスト、そしてまた送り返すコストも含めるととんでもない額になりそうです。

(実際の時給は1080円だそうです。)

センター試験ならマーク式なので機械に通すだけですべてのデータがまとまるので、全くコストはかからないのですが。。。。

マークシート

自己採点の問題

記述式になると、受験生が自分の結果をはっきりと知ることが出来くなります。

現在のセンター試験では、学生が、

センター試験を受ける→自己採点をするその結果を受けて志望校を決める→二次試験を受ける

という流れになっています。

センター試験ではほとんどの学生が試験中に、問題用紙に自分が回答した番号をメモするので、相当の精度で自分の点数がわかるようになっているのですが、記述式だとそういうわけにはいきません。

結果が不透明になると、どこの大学に出願すればいいのか判断が難しくなってきます。

東京大学ではセンター試験の結果において「足切り」が存在し、点数が水準より下の学生は二次試験を受ける事すらできません。

自分が「足切り」に引っかかっているのかどうかわからなければ、人生に左右します。

センター試験の結果が分からないというのは、受験生にとって大問題なのです。

センター試験はそもそも素晴らしい試験である。

実はかつて私はセンター試験を二回受けましたが、その完成度には驚くばかりでした。

東大京大レベルの生徒でもきちんとセンター対策をしなければならず、対策をしたらした分だけ結果に繋がります。

全国の学生が受けるテストなのに、きちんと難易度を保っていて上位の学生でも高得点を取るのは難しいように設計されているのです。

受験生は二次試験の準備をしながら、別にセンター試験の対策もしなければならず、勉強時間の使い方でかなりの差が出ます。

生徒の学力通りに結果が出るこれほど公平な試験は無いだろうと感じました。

そしてマーク式でありながら十分に、「思考力」「判断力」「表現力」を試される問題になっていますし、マーク式ならではのミスのできない緊張感がそこにはあります。

ハッキリ言って、センター試験というのは素晴らしい試験であり、廃止する理由などどこにもないのです。

最後に

何をもってそんなにセンター試験を廃止したいのか私には不明ですし、有識者の間でも反対意見、不安点が山のように湧き上がっています。

なんでもベ〇ッセと政治家が、、、、、という噂も耳にしますし、実際に採点を取り仕切るのはベ〇ッセです。

長期的に見て、高校教育の方針が一社の採点方針にあわさざるを得なくなるのも問題ですし、
試験の結果など、学生の情報を民間企業の一社が握ることになるのも問題とされています。

正直、私は記述試験は結局大きくは導入されないのではないかと予想しています。

実際2019年11月14日、憲民主党など野党4党は、大学入学共通テストに導入される記述式の問題について、導入を中止する法案を国会に提出しています。

野党、記述式中止法案を提出 大学入学共通テスト (日本経済新聞)


導入されたとしてもそれは一部で、これまでのセンター試験と、大きく変わるということは無いと思われます。

つまり受験生は、今まで通りセンター試験の対策を行えばよいという事です。

焦ったり、不安になったりせず、しっかりと着実に準備を行えば絶対に大丈夫です。

頑張ってください。

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