twitterのようなSNSが子供の「コミュ障」を加速する?

子育て

「コミュ障」とは

「コミュ障」とは「コミュニケーション障害」の略で、人と話すのが苦手な人の事を指します。

最近の若者には、「コミュ障」である人が多いと言われており、テレビやメディアでも度々取り上げられる社会問題ともなっています。


京大にいた頃、私の友人にも何人かこういう人がいました。

飲み会などを好まず、基本的には家で一人でいて、友達も少ない。

最終的にやはり、就職活動の面接などで自分を上手く表現できず、京大生ながらかなり損をする結果になってしまっていました。


このようにコミュ障は出来る限り子供には避けさせるべきものです。

今回は、コミュ障をどのようにすれば避けられるのかという事に着いて考えていきたいと思います。

喋るという事

これは何が原因なのでしょうか?

そもそも「喋る」とは、どういうことでしょうか。

「喋る」をいくつかのプロセスに分けてみると、

「何かを想う」→「言語化する」→「口に出す。」

という風になります。

この中でも、「何かを想う」という事は誰でもできることだと思います。

「口に出す」のも同じように、誰にでも出来ることです。

一般に「コミュ障」と呼ばれるような人々も、独り言なら普通に言えるというパターンが非常に多いのです。


言語化するという事

問題はやはり「言語化する」という部分にありそうです。

この「言語化する」過程で、コミュ障である人は「これを言ったら相手がこう思うかな」とか「これを言うのは恥ずかしいな」という事をごちゃごちゃと考えた末、
結局、「言語化する」ことを諦めてしまうのです。

つまりコミュ症の原因は、「言語化力」にあるのです。

言語化力と「書く力」

言語化力が足りないのは、「書く力」が不足しているからだと考えられます。

「書く力」とは文章を書く力のことで、「人にちゃんと伝わるように」書く力の事です。

先ほどの「言語化する」力とは、この「書く力」を人との会話の中で発揮することです。

人の話を聞きながら頭の中で瞬時に「相手に伝わるような」文章を作り、口に出していく事こそが会話なのです。

つまり、「言語化する」力は「書く力」の応用版と言えるわけで、当然「書く力」が不足していると「言語化する」力に不足してしまい、人と喋るのが苦手になってしまうのです。

書く力が不足する原因

現代の若者に「書く力」が無くなったのには二つの原因があげられます。

「小学校で文章を制約されがちだった」ことと、「SNSの繁栄」です。

小学校で文章を制約されがちだった

最近の小学校は、モンスターペアレンツや、連日報道されるコンプライアンス問題の影響で、かなり縛られた運営を迫られています。

子供に書かせる作文などの課題も、どうしても慎重なものになってしまいがちです。

「女性問題」に少しでも触れたら一部のお母さんたちは激怒したり、一昔前なら普通にあった「障害者」についての作文を出したら、なぜかクレームが山のように入ったり、といった感じで、
学校の作文は今かなり、制約を受けながら行われているのです。

その結果、作文の課題を出しても、子供たちにも、「こういう風に書いたらダメ」と言わざるを得なくなり、自由な作文を書く機会が減少してしまっているのです。

小学校と言う人生で一番の成長の場で、自由な文章を書く練習が出来ないと、当然「書く力」の成長は妨げられてしまうという訳です。

snsの繁栄

次に、「SNSの繁栄」です。

現代は誰もがSNSをやっている、SNSの時代です。

中でも日本で爆発的に流行しているものは二つ、twitterとinstagramです。

スマホを持っていながらこの二つをやっていない子供というのは、あまりいないと思います。

twitterとinstagramに共通することは、長文を書かないという事です。

twitterには140字までという文字制限があります、その上、ほとんどの人はtwitterで140字も文字を打ちません。

twitter
twitter

このように、大抵は一言二言程度です。

twitterは「いかに短い言葉で」自分の状況を表すかという事が重要なSNSです。

次に、instagramです。

Facebook社が開発し、2014年から日本でも爆発的に流行しているこのSNSは、もともと文章を書かないという性質を持っています。

instagram
instagram

instagramは写真の投稿がベースのSNSです。

殆どの投稿は写真+ハッシュタグで構成されています。文章はありません。

ハッシュタグと言うのはその写真がどんな写真かという事を示す単語です。

上の画像で言えば、#のぞみの私服 というのがハッシュタグに当たります。

SNSは日記

twitterも、instagramも、日記に似た一面を持っています。

これらのSNSを振り返れば、自分がその日何をしていたかという事が一目でわかります。

SNSさえやっていれば、日記をつける必要は無くなるので、日記をつける人は大きく減少した考えられます。

日本人が文章を書かなくなったのは「SNSの繁栄」の影響が大きいのです。

コミュ障への対策

以上のように、日本人の若者にいわゆる「コミュ症」、コミュニケーション障害が多くなったのは、「言語化する」力の不足が原因で、それは元を辿ると「書く力」が衰退していることが大元にあると考えられます。

そしてその「書く力」の衰退には、「小学校で文章を制約されがちだった」ことと「SNSの繁栄」が原因として挙げられます。

コミュ障を防ぐには、「書く力」を鍛えることが必要ですが、これにはもう子供に長い文章を書かせる以外の方法がありません。

とにかく「作文」でしか、コミュニケーション能力は鍛えられないのです。

子供には家庭で毎日作文をさせても良いくらいだと思います。

もし子供に毎日作文をきちんとさせれば、コミュ障を防げるどころか、それだけで東大に受かってしまうくらいの効果があると思います。

それくらい作文は重要です。

作文ほど堅苦しくないもので、日記でも十分です。

とにかく子供に日記を書かせて、毎日それを見る。親が見る事が重要です。

文章は「人に見せなければ」意味が無いのです。

とにかく、明日から日記を始めさせてみて下さい。たったそれだけの事で子供の人生は大きく変わるはずです。


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