東大京大のどちらを選ぶべき?東大と京大の求める人材の違いとは

東大 京大大学受験
東大 京大 キャンパス
東大と京大

東大生は真面目な人向け

東大と京大の違いについて、簡単に言ってしまえば、東大は「真面目」な人間が通う学校なのに対し、京大は「不真面目」な人間向けの学校になっています。

と、いうのも元々東大は優秀な国の役人、いわば官僚を育てるための大学です。

それは東大生の暗黙の了解として全員の頭の中にある事で、「東大法学部になければ官僚にあらず」という言葉もあるほどです。

実際2019年の国家公務員試験の合格者数もやはり東大が一位。

合格者最多は「東大」307人…国家公務員採用総合職試験2019 2枚目の写真・画像 | リセマム
 人事院は2019年6月25日、国家公務員採用総合職試験の合格者を発表した。もっとも多く合格者を出した大学は「東京大学」で307人。合格者を100人以上出した大学は東京大学と京都大学の2校だった。 画像:人事院提供データをもとにリセマム編集部が作成 国家公務員採用総合職試験2019 総合職試験(院卒者・大卒程度試験)出...
国家公務員総合職試験2019

官僚や公務員の仕事というのは、大量の資料をいち早く理解、整理し、論理的にまとめる能力が必要です。

このような仕事はやはり「真面目」な人に向いており、官僚を育てようとする東大は「真面目」な人材を集めたがっていると言えます。

東大の入試問題

ここで、東大の入試に目を向けてみましょう。

各科目での東大の入試の特徴をまとめると、こんな感じです。

英語
・英文の要約
・前後の文脈から抜け落ちた英文を推測
・絵や表を見て、状況を英語で説明する

数学
・条件からアプローチを推測し、処理する
・解答にあたり、途中経過の論理的説明

国語
・およそすべての問題が60文字程度の記述


これらの問題は全て、作業を迅速かつ正確にこなす。ことに繋がっています。

例えば、英文の要約は文章をパッとみて、重要な所を抜き出してわかりやすく書くという作業で、実は発想やアイデアのような頭の使い方は一切しません。

東大の入試問題というのは全体を通してそんなに難しくありません。

しかし、ややこしく量が多すぎて間に合わないという作りになっています。

これには東大からの「とにかく、頭を使わなくてもいいから作業スピードをあげろ」という思いが込められています。

入試は、大学からの「これが出来る人間が欲しい」というメッセージです。

「作業力」が求められる東大の入試はやはり「真面目」な人間向けであると言えます。

実際、私の友人でも東大に行った人は真面目で毎日勉強ばかりしているような人が多かったことを思い出します。

京大は不真面目な人向き

さて、京大はどうでしょうか。

まず、学部を卒業した人の進路を見てみましょう。

京大生進路 平成30年度
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/about/public/issue/ku_profile/documents/2019/15.pdf#page=2

卒業者の数が、2936人なのに対し、大学院に進学する人は1638人、55.7%ほどの人が大学院に進んでいることになります。

対し、東大はどうでしょうか。

東大生 進路
https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400066194.pdf#page=12

見にくくて恐縮なのですが、卒業生3140人に対し、大学院に進む人は1547人、およそ49%となっています。

これは京大より7%も低い数字です。

基本的に大学院に進む人は、「社会に出たくない」とか、「まだ学生でいたい」「将来について考えるのが面倒くさい」という人が殆どです。

大学で「研究がダイスキだ」と言う人はあまり私は見かけたことがありません。

つまり、院進率で見ると京大生は「不真面目」な人が多いと言えるでしょう。


実際、私は当時京大で真面目に勉強している人の数があまりに少ないことに驚きました。

かなりの生徒が授業中寝るかスマホで遊んでおり、勉強するのはテスト前だけ。

それでもどうにかしてしまいますから、やはり優秀ではあるんでしょうが。。。。

京大の入試問題

次に、また入試問題に目を向けてみましょう。

京大の入試問題の特徴は、とにかくシンプルであるという事です。

英語の問題を見てみましょう。京大の英語は全部で3題です。そのうち英簿を日本語に訳す問題が二題、日本語を英語に訳す問題、いわゆる英作文が一題です。

まず、英作文の問題を見てください。

京大英作文

これだけです。日本語が書いてあって、英訳しなさいとあるだけです。

次に、英語を日本語に訳す問題です。

京大英語 和訳
京大和訳問題

これも、文章中に線が引いてあって、それを訳すだけです。

どうでしょう、非常にシンプルですよね。
しかし、それだけに頭を使わなければ点を取ることが出来ません。

ただ単に、英語を日本語に訳すのではなく、「なぜそこに線が引いてあるのか」「この謎の単語の意味をどうにか予想できるんじゃないか」という事を考えなければいけません。

これは、先ほどの東大の要約の問題とは大きく異なります。

京大の問題に必要なのはとにかくアイデアです。頭を捻って、時間をかけて問題を解かなければ、合格は出来ません。

このように、数学、国語、理科など他の科目においても、京大の入試はどの問題も受験生に考えさせるように作られています。

時間もかなりたっぷりとってあり、時間で苦労することは基本的にはありません。

とにかく頭を使って、アイデアをひねり出して問題を解くことが、京大の入試では求められます。

限られた時間の中で大量の作業をこなさせようとする東大との違いがおわかりでしょうか。


東大と京大の違い

このように、東大が求める人材が「仕事の出来る」「真面目な」人間であるのに対し、京大は「アイデアと思考力があり」「むしろ不真面目」な人間なのです。

それは、どちらがいいとも言えません。個性の問題です。

大切なのは、子供の個性を見極めることです。ただ単に成績が良いからと言って東大を目指すのは、もったいないことだと思います。

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